ジュピターのブログ~令和徒然紀行~ 

旅(海外・国内)の写真と紀行文、日常のできごととエッセイと風景や花や自然の写真と書評

カテゴリ: 2014 カナダ・メープル街道

               「カナダ・メープル街道の旅」から  エピローグ
 
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  9日目 10月5日
  8時にホテルを出発 モントリオール空港から11時21分発 UA5668便に乗る。
    UAのラウンジには ゆで卵 フルーツポンチや イチゴムースなどがあった。 アルコール好きのTさんのご主人と まずは黒ビールで一息ついた。Tさんがおかわりのビールを取りに行くともう空になっていたが サプライしてくれなかった。サービス余りよくない。
 しかし どこのラウンジでもすぐに無料のWIFIが使えるので 妻はラインやメールをしたりするのに便利なようだ。 
 
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                                                ナイアガラの滝
 
  国内線UA5668便の飛行機の小ささには驚く。
 座席が 右側に2列 左側に1列しかない。これで左右のバランスが取れるのだろうか? 前列に 私の2倍はありそうな体格のいいアメリカ人が乗っている。妻の前には 小錦クラスのアメリカ人男性が乗っていた。 椅子がリクライニングしていない時でも 5センチほど倒れているような状態だったので いつ椅子が壊れてつぶされるかと冷や冷やした。これで 同じ料金とは!
 それでも無事にシカゴ オヘア空港へ到着。時差が1時間あるので 11時半に出発して2時間半乗って到着したのが12時50分。時間的にはなんだか得した気分だ。
 
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              アルゴンキン公園ホテルの湖畔と紅葉
 
 シカゴ空港ユナイテドのラウンジで 出発時間の17時15分までラウンジで一休み。
 ジュリアロバーツの ベストフレンズウェディングにでてくる空港だということだが 大きい。地下通路は長く パリのシャルルドゴールのような動く長い歩道でつながっている。
 
 
 
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  ANA便が出るターミナル1まで ぞろぞろ歩くこと20分程度。
 一番近いUAラウンジでランチのつもりだったが クッキー類 チーズ バナナ リンゴ 袋入り人参ぐらいしかない。バーはあり、ビールとワインだけはふんだんに飲めそうだと思ったが お金を支払っている人がいた。有料かと聞いたところ 特別なものを飲んだら有料だが 普通のものは無料であるということだった。
 Tさん夫妻 グループの中の一組のカップルと しばらく過ごした。
 
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                                   アルゴンキン公園ルックアウト 
 
 
 
 搭乗手続きが4時40分に開始ということで搭乗口に集合したが 遅れが出ていた。機内整備のためだという。5時過ぎにやっとアナウンスがあり、クラスごとにいちいち並び場所を指定されて並んだ。しかし搭乗手続きは始まらない。今度は いつになるかわからないというアナウンス。客を並ばせておいてなんということか!
 Tさんのご主人が係員を一喝してくれて おとなしい乗客たちは全員怒って元の椅子にもどりだした。それから座って待つこと30分。
 それにしても搭乗窓口の担当者は、申し訳ないという態度も取らず何の説明もしない。聞くと機内のDVDの調子が悪いため修理しているという。 非常用設備案内ができないと 飛行機が飛んではいけないらしい。
 予定より1時間半遅れの6時半ぐらいにようやく飛び立った。
 
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                                           トランブランビレッジ
 
 プレミアムエコノミー席もエコノミー席も空いている。機内では優しいスチュワーデスのサービスを受けて 怒りが収まった。
 到着2時間半ぐらい前に台風18号の影響で何度か揺れたが、成田に無事到着した。最終の電車に間に合うか、皆さん気をもんでいたが 到着は9時10分と約40分の遅れですんだ。
 6日の夕方アメリカを飛び立ち、同日の夜の日本に着いたことになる。
 
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                   モン・トランブランの紅葉
 
 入管に行くと外国人の入国審査の長い列。台風18号で足止めされていた飛行機が この時間に一気に入ってきたからだということだ。
 成田エクスプレスの最終便9時44分にぎりぎりセーフで間に合い、無事帰宅できた。
 グループの皆や添乗員のKさんに ゆっくりお礼を言えなかったのが残念。
 しかし 天気も良く 紅葉を見るという点では 最高のタイミングだったと思う。
 しかもあとでわかったことだが、行きがもしワシントン経由でなくシカゴ経由だったら 空港火災発生のためツアーが一日遅れていたらしい。アルゴンギンのハイキングの時、現地添乗員が「昨日の団体は キャンセルだった」と言っていたが そのせいだったのだ。
 火災と台風を ひらりと避けて なんとラッキーな旅であったことか!  びっくりしたりほっとしたりの旅であった。
 
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                     マゴグの街とマサウィッピ湖の結婚式
 
  次は Magogの町へ。
  小さな町で竹馬に乗ったキャンペーンガールたちと遭う。商店街のセールの宣伝なのかもしれない。
 
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  この街の周囲には小川、そして紅葉が川面に映り美しい風景を作っている。
 
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  次は マサウィッピ湖のそばにある ノースハトレーで一休み。
  湖のボートが紅葉の山とハーモニーを作っている。
 
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  たまたま 湖のそばで結婚式を挙げたばかりの花嫁と花婿を見た。消防士同士なのか 二人とも体格がいい。良すぎるといった方が的確な表現かもしれない。
  消防自動車の前でポーズ。見も知らない日本人観光客たちに 嫌な顔をせずに写真を撮らせてくれた。
 
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  5時に 最終滞在地 モントリオールに到着。
  雨のモントリオール。ホテルは 市の中心にある ホテル ガバナー プレイス デュープ。 古くて あまりきれいでない。窓から 広場が見える。
  夜はシャケ料理
 
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 イースタン・タウンシップの紅葉と修道院の回廊とオーベルジュ・ランチ
 
  8日目 10月4日
  いよいよ 最後の日。8時にホテルを出発。
  来たときは 40号線、セントローレンス川の北側を走ってケベックに入ったが 今度は 別のルート 20号線で アメリカ合衆国側に近い側を通りながらモントリオールへ 向かう。
  このあたりはThe Eastern Townshipsと呼ばれる地域である。カナダケベック州のかつての地方行政区1つで、セントローレンス川アメリカ合衆国の国境との間に位置し、現在は観光リゾートエリアとして知られている。どこでも 渋滞は無い。紅葉シーズンといっても 混雑がない。
  日本でいえば 東京から北海道まで ずっと道の両側に紅葉が広がっているとうことなので 一か所に集中することもないのだそうだ。
 
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  最初は ベネディクト派教会のある サンベノアに立ち寄る。ちょうどミサの最中だったので 静かに入れてもらう。
  サン・ブノワ・デュ・ラック修道院にはモザイク模様のきれいな回廊がある。
 
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  周りには リンゴ畑と紅葉の森が広がる。
 
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リスが無心にリンゴをかじっている姿が 写真に写った。つぶらな瞳が 7か月の孫の瞳に重なる。
 
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リンゴを原料にして製造する シードルワインが有名だ。
ここでは 自家製のチーズ ジャム チョコレートなどが有名だというので お土産に買って帰る。
 
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次はマゴクにある Manor des Sableというゴルフクラブの中にある SPA付きの瀟洒なホテルに立ち寄って オーベルジュ・ランチ。
ここのランチは 優雅な雰囲気で 味も良かった。 ぜひまた来たいと思うところだ。アメリカとの国境にも近く アメリカからもお客が多いという。
 
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ゴルフ料金は 日本と比べると 安いらしい。1泊宿泊 朝食と 一日1ラウンドゴルフプレー付きで126カナダドルだそうだ。これに夕食もつけると187ドル。しかも カート付きと書いてある。
食事の後 ゴルフ場を見てみたが 紅葉が生えてグリーンが美しい。
 
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                 プチ・シャンプラン地区とカリタス修道会
 
 ロウワータウンへ向かう。プチ シャンプラン地区は 土産物やカフェが立ち並ぶにぎやかな通りだ。
 
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  北米で最も古い繁華街は散策するのにおもしろい通りだ。
 
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  シャンプラン通りの南にある広場には 建物の壁にケベックの歴史を描いた壁画がある。その広場で すらりとした美人が バイオリンを弾きながら歌っている。美しい声に しばし聞き惚れる。なぜ ここで こんな商売をしているのか?何人かのツアー仲間がこんな疑問を持つほど 美しい歌声であった。
 
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  この街には また 横浜のカリタス学園を作った ケベック・カリタス修道女会がある。 訪れてみると中を見せてくれた。表通りから裏側に抜け Maison Mere-malletという 看板を見つけて ドアを開けた。
  中に入ると 守衛さんがいたので 「ここは日本のカリタス学園のゆかりの修道女会ですか?」と尋ねると フランス語しかはなせないという 守衛さんが 片言の英語で 少し待ってくださいという。
 
  静かなたたずまいのなか しばらく待つと 品のいい80歳代ぐらいの女性が現れた。英語は理解できるが しゃべれないというので 苦労したが 何とか 訪問目的を伝えると 中の教会を案内してくれた。シスターのアシスタントをしている方らしい。品のいい 落ち着いた女性であった。
  ここでは 今でも 毎日恵まれない人々に 施しをしているという。 創始者となった3人のシスターが 日本にやってきたのが 1953年、学校を始めたのが 1960年だという。 
 「カリタス学園は、カナダのケベック・カリタス修道女会が教育活動の一環として、日本に設立したカトリック学校」とのこと。
私たちに ゆかりのある学校なので 今回尋ねることができて 大変良かったと思う。
  ケベックは 落ち着いた美しい街である。また いつか個人でゆっくり滞在してみたい。
 
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  夕食は Tさん夫妻 もう一組の夫妻の3組で「ル サクレ」で クレープ料理をいただく。サーモン エビなどが入っている。現地添乗員が案内してくれたところだが 味は残念ながらイマイチであった。
 
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       ケベック郊外モンモランシ―の滝とオルレアン島のワイナリー
 
  10月3日、9時出発、快晴の中 郊外のモンモランシーの滝へ。結構な水量である。
  私たちと もう一人の男性と3人で 滝の近くの階段まで歩いた。水しぶきがあたり 虹も見える。
 
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  モンモランシ―川がセント・ローレンス川と合流する少し前にある滝。落差83メートル。
  滝の左右の紅葉も映える。
 
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  次は オルレアン島へ。セント・ローレンス川に浮かぶ小さな島。ワイナリーがあり リンゴから作ったシードルワインを試飲。甘くておいしい。
  ワイナリーと道路を挟んだ向こう側のジュースを作る小屋の近くに 幼稚園の子達がバスで訪れていた。リンゴが山のように積み上げられて 甘いにおいが 漂っている。
  隣には カボチャの山。光を浴びて オレンジ色に輝く。
 
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  のどかなワイナリーである。この辺りは 500万円ぐらいから 家が一軒買えるという。のどかな風景が広がり、コロニアルスタイルの建物もあるいいところだが 冬はマイナス30度になるということで 住むのには少し不便かもしれない。
 
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  つぎに州議事堂へ。
  ケベックにはフランス語しか話してはいけないという法律があった時代もあったとかで フランス語を話すケベック人が多い。彼らを ケベコワという。   彼らのモットーはJe suis libre (私たちは 自由だ) ということを 
ガイドに聞いたが 本には Je me souvien (私は忘れない)と書いてある。 1608年に フランス人探検家 サミュエル ド シャンプランがこの地に砦を築いたことから始まった街である。ダルム広場には彼の銅像が立っている。
 
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