ジュピターのブログ~令和徒然紀行~ 

旅(海外・国内)の写真と紀行文、日常のできごととエッセイと風景や花や自然の写真と書評

カテゴリ: 2013シンガポール

                      シンガポール紀行・最終章
       ~ジュロン・バードパークとラッフルズホテルとロングバー~ 
 
  最後の日、西地区にあるジュロン・バードパークにタクシーで行く。シンガポールではタクシー代は安い。30分以上乗っても17ドル(1300円)、前回の植物園と同じ料金だ。
  公園に入ると、フラミンゴやインコの姿が華やかだ
 
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  ボーっとした姿でノロノロと歩く面白い鳥は「シュ―ビル」、池に咲く赤い蓮の花は鮮やかで、飛び下りるペリカンと波しぶきが美しい。
 
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  深い緑の森の、高い崖から落ちる滝の水と足の長い優雅な鳥が、あたかも密林のような雰囲気を醸し出している。
 
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  広場ではバードショーが開かれていて子どもたちの大歓声が聞こえる。
  花の輪をくぐるインコ、人の手にとまる鳥、皆が楽しんでいる。
  最後に100羽の鳥が舞台に大集合する姿は、なかなか見応えがあり印象的だ。
 
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  ペンギンがいるのは クーラーの効いた涼しい部屋だ。暑い日差しを避け、休憩にはもってこいのペンギン観賞になる。
 
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  バード・パークを見終わって市内に戻り、イギリス植民地から独立までシンガポールの歴史とともに歩んだラッフルズ・ホテルに行く。
  アーケードにはたくさんの有名店が軒を連ねている。そして瀟洒なレストランやカフェがある。
 
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  ホテル内には宿泊客以外は入れないが、このようなレストランには入れる。
 
  その一つ、ピーナッツの殻を床に捨てながらビールを飲むという、コロニアル時代そのままの雰囲気を持つ内装の「ロングバー」。天井に付けられた古いファンが、往時を思い出させるかのように緩やかに動いている。
 
  ちょうど入ろうとするその時、今まで一度も降らなかったスコ―ルが雷鳴とともに始まった。日本ではありえないような すごい土砂降りが1時間も続き、私達の最後の日に、忘れられない熱帯の想い出をつくってくれた。
  スコールの雨の音を聞きながら飲むビールとトロピカルカクテルは、アジア・シンガポールのイギリス的味であった。
 
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  スコールのあがった戦争記念公園は日本軍3年間の占領時代を偲ばせる。
 
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~シンガポール紀行~パン パシフィック・ホテルとハーバーフロント~
 
コンラッドホテル27階の部屋から眺めると、マンダリンホテルとパンパシフィックホテルを前景に、マリーナ・ベイと高層群が広がる。
特にパンパシフィクの外の透明のエレベーターは魅力的で乗ってみたくなった。
 
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そこで、パンパシフィックホテルに行って、頼んでみると 快く乗せてくれ、最上階のエグゼクティブ・ラウンジまで行くことができた。本来はメンバーだけしか利用できない場所だそうだ。 
目の前に私達のコンラッドホテルが見える。反対側にはベイサンズもそびえ立っている。マリーナ・ベイの全体が眼下に広がっている。
ロビーから見ると、吹き抜けの中にライトで華やかに飾られたエレベーターが上り下りしている。
 
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夕方ハーバーフロントに再び行って、もう一度おいしかったチリクラブに挑戦してみようと、ホテルのコンセルジェに教えてもらったレストラン「no signboard seafood」にぶらりと行く。予約は一杯だったのだが、7時に終わるからと頼むと入れてくれた。おいしい夕食となった。
 
ハーバーフロントの公園には おもしろい花が咲いている。
近くのコンサートホールのロビーを通りかかると、ちょうど音楽大学の生徒がロビーで演奏していた。バッハとメンデルスゾーンを30分ほど聴く。
ゆったりとした食後にはちょうどいい休憩タイムだ。異国でのんびりと過ごす素敵な夕べとなる。
 
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シンガポールは面積は東京都と同じ程度、人口も500万強の小さな都市国家だが、1人当たりのGDPは日本よりも上で、富裕世帯の割合は世界一だ。
シンガポール・モデルともいわれて、税が安く、最先端医療の病院が多く、教育や観光政策も充実していて、世界の人々をひきつけている。
おもしろいのは、これだけ雨が多いのに、マレーシアから水を購入していて両国で水問題が発生していることだ。さすがにそれを逆手にとって、日本の濾過技術を使って水を再生利用したり淡水化したりしてNew Water 計画で打開をはかっている。
見習うことが多い国だ。
 
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       シンガポール紀行 ~ナイトサファリと植物園・蘭園~
 
  夕方涼しくなって、少し離れたノースエリアにある、熱帯雨林を生かしたナイトサファリを見に行く。バスで約30分。
 
  入る前に夕食をとり、現地のトライバルダンスを見た。口から火を噴く踊りだ。
 
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  トラムに乗ってナイトサファリを見る頃には、どっぷりと日も暮れて、暗闇の中の観賞だ。
  ぼんやりとしか見えないし、写真もうまく撮れない。野生の動物園というのが触れ込みなのだが、見えなくてはそれほどすばらしいとは言えない。
  柵がなく濠があるだけなので、囲いがないと言う意味では珍しい構造になっている。ライオンがとびかかってくることはないのだろうか、と心配するほどだ。
 
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  翌日訪れたホーランド・ヴィレッジの近くにあるシンガポール国営の植物園は、大きく自然が豊かで、私達には向いている。入場料は只。
  タクシーで15分程度の近くだ。運転手がべらべらと下手な英語でよくしゃべる。17ドル(1300円ほど)だ。タクシー代は とても安い。
 
 
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  中には国立蘭園もあり たくさんの種類の蘭の花が道に沿って咲いている。
 
 
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  子どもたちが暑い中、校外学習なのだろう、ノート片手に観察している。
  緑のミズゴケに清い水が涼しさを演出してくれる。
 
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  蘭のトンネル、水上の丸い鬼蓮の葉、珍しい植物が多い。
 
 
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  植物園は広大な緑の庭園が広がり、広い芝生の中にある英国風白い休憩所が印象的だった。こういう緑の中でアフタヌーン・ティーを飲みながら、ゆったりと過ごすのが素敵な南国の午後の過ごし方なのだろう。
 
  すだれのような植物や 見たことのないような珍しい植物を楽しむことができた。
 
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  帰りは賑やかなオーチャード通りに立ち寄る。外の通りは暑いので地下に潜り込む。そこには広いショッピングアーケードがあり、冷房がよく効いている。暑さに参ると買い物というわけだ。
 
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    ~セントーサ島の水族館とビーチと大きなマーライオンの像~
 
  今日は朝からセントーサ島へ地下鉄で向かう。シンガポールの地下鉄は新しく清潔で美しい。
 
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  ユニバーサル・スタジオや水族館などアトラクションを集めた島のリゾートだ。
  水族館は暑い日差しを避けるにはもってこいなので自然に足が向く。
 
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  海藻と似たタツノオトシゴのような美しい生き物に目を奪われる。
  よく目を凝らしてみないと、どれが生き物でどれが海藻かと区別がつかないほど擬態化しているので、不思議な生態だ。
 
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  透明のトンネルを歩きながら、頭の上や横を大きな魚や美しい魚が群れをなして泳ぐさまを自由に観賞できる。
  比較すると、沖縄の美ら水族館のほうがより美しく展示されていると感じた。
 
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  島のビーチに立つシャングリラ・ホテルのレストランで軽食をとり、ホテルの前に広がっている海岸を歩く。
 
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  日差しはヒリヒリと強く肌が痛くなるほどだ。まだ雨季の終わりごろと聞いていたがこちらで一度も雨に降られていない。この暑さには雨もほしい。
 
  南国らしいヤシの並木と白い砂浜と青い海が写真のように広がる。
 
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  セントーサ島のマーライオンが最も大きく有名だ。37メートルもある。
  シンガポールはサンスクリット語でライオンの都という意味なので、マーライオンがマスコットなのだそうだ。
 
 
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 大きなマーライオンの裏に緑の素敵な道が延びていた。
 
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シンガポール紀行 ~マーライオン・パークから見るサンズ・ホテル・光のワンダフル・ショーとクルージング~
 
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  マーライオン・パークには、上半身がライオンで下半身が魚の姿をしたシンガポールのシンボル「マーライオン」が建つ。その口から噴水が噴き出し、そこからサンズ・ホテルの夜景を観る。
 
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  サンズ・ホテルをバックに毎夜8時から、レーザーと水と炎と音楽が一体となった一大スペクタクル・ショーが始まる。
 
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  暑い夜のそぞろ歩きにはもってこいの涼しさを感じさせるショーだ。
  レーザー光線と移り変わる色の変化は見ていて飽きない。
 
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  その後、30分のリバークルーズ。
  ゆっくりと走るクルーズ船の両岸にはネオンで輝くレストランやバンジーブランコのような乗り物、クラーク・キ―やリバー・ポイントの標識が華やかに見える。
 
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  高層ビル群やホテルのライトアップは華麗で見応えがあった。
  特に水上の豪華ホテル・フラートンホテルのライトアップは見事だ。
 
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  これだけきらびやかな夜景を見ていると、原発の事故で節電を強いられた2年前の日本の津波と地震の悲劇が現実だったのかと、ここシンガポールではあの悲劇が遠い彼方へ追いやられるようだ。
  そして日本では今、経済の論理が原発を復活させ、安全や自然保護の論理を追いやる方向に進みそうな流れになりつつあるのが恐ろしい。
 
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