ジュピターのブログ~令和徒然紀行~ 

旅(海外・国内)の写真と紀行文、日常のできごととエッセイと風景や花や自然の写真と書評

2020年02月

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都庁での用事を終え、新宿からバスに乗り渋谷へ行く途中、代々木公園で降りる。公園西口からぶらぶらと散策して坂を上っていくと、遠くにピンク色の桜が見えた。ここにも早咲きの桜があるのかと勇んで歩く。

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既に桜の木の下では、ママ友や家族連れがシートの上でお弁当を食べながらのお花見が始まっていた。

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姿かたちの良い桜の木が何本も立っていた。

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ペット犬のかわいい姿を撮影していたので、私も撮らせてもらった。

まだ220日、今年の桜見物は早そうだ。今日の天気予報番組では、桜開花予想が315日ごろだという。記録的早さだそうだ!
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桃の節句や桜便りも、今のコロナウイルスの報道にかき消されたようだ。果たして突然示されたような、来週から全国一律一斉休校の判断は大英断だったのか、支持率急降下を取り戻すための政治的判断だったのか。
結果は時間を待たないとわからないが、政治的判断と科学的判断は一致しないことが多い。こういう場合は現場の判断、医療者の判断、科学者の判断が最も尊重されなけらばならない。マスコミはもっともっと医療者や現場の意見や判断を分析・紹介しなければ正しい方向性は示せない。P1450291

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2020220日、薄曇りの中、パスポート申請に都庁まで出かけた。途中、バスの中で座っている若い女性に「どうぞ」と席を譲られた。「いや結構です」と断ったが、何度も言われるのでお言葉に甘えることにした。気持ちは若く持っていても、そろそろ外見からも高齢者の「加齢」なる雰囲気を完全に醸し出しているようだ。ありがたいような情けないような、複雑な気持ちだった。

コロナウイルスの影響か、パスポート申請窓口は5番目、スイスイだった。1週間後にまた取りに行くのが面倒ではあるが・・・。

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新宿副都心の中央公園に咲いている早咲きの「華麗」な桜を見つけた。道路の土手にあり、副都心高層ビルを背景に、鮮やかにピンク色の春の色を際立たせていた。

白い梅とのコラボレーションもいい。

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高層ビルの谷間の公園には、菜の花やパンジーも春の訪れを告げていた。P1450261
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 2020215日、オペラシティで「シニアコーラスTOKYOフェスティバル」が行われた。われら熟年男声合唱団「男のコーラス・ドッグウッド」は毎年参加して、今回で20回を数える。

今年歌った曲は井上陽水の「ワインレッドの心」とモリコーネの「ネッラファンタジア」。井上陽水の歌詞は最後まで覚えにくかったが、モリコーネの曲は歌いやすかった。これは映画「ミッション」の中の曲だ。
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結果は優秀賞。何年か前には最優秀賞の厚生労働大臣賞をいただいたこともあったのだが、今年は老人クラブ連合会賞の優秀賞だ。何位ということは敢えて言わず、二位以下3つの優秀賞の最後の一つに選ばれた。

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全部を聞いたわけではないので、他の合唱団と比べてどの程度だったのかということは自分では判断できないが、最優秀賞の合唱団「モウマンタイ」は」初出場ながら香港在住合唱団にゆかりのある元合唱団メンバーが多く、歌った「群青」の出来栄えは「抜群」だったそうだ。大学グリークラブOBの多い優秀賞のリーダーターフェルの合唱は聞いたが、出だし音のそろい方、強弱の付け方は学ぶところが多かったように感じる。そういうプロに近い合唱団の中で入賞できたことには率直に喜んでいいのではないかと思っている。

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今まで以上に、ドッグウッドのメンバー全員がきちんと暗譜して、指揮に合わせて心を一つにして歌うことができるように、脳の活性化と張りのあるそろった声を訓練することが大事のようだ。次第に歌詞を覚えることが難しくなったが、毎週月曜日に60人が集まって楽しく歌うことができることの喜びは何事にも代えがたく、心と体の健康にすこぶる良い影響を与えてくれていることは確かである。P1450288
(写真はオペラシティでの風景と新宿公園と代々木公園の早咲きの桜)

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豊富なネタとうんちくによって会計と株式会社の物語が展開する。GE、マッキンゼー、JPモルガン、デュポン――。現代の巨大企業の始祖たちの試みが、いかに会計改革とかかわりがあったか、という歴史観、他方ではビートルズとマイケル・ジャクソンのエピソードから、M&Aと投資価値という現代的テーマを浮かび上がらせる。

読み物としてのおもしろさだけではなく、簿記と株式会社を切り口に歴史を俯瞰(ふかん)してみると、簿記に素人の私にも、気づかされることが少なくない。どうも、会計の歴史とは、粉飾と対策のいたちごっこの歴史だった、ということのようである。

 これは現在進行形のテーマかもしれない。東芝を経営危機に追い込んだ米企業買収と巨額損失。日産自動車のゴーン前会長逮捕につながった報酬隠しなど、最近、世を騒がせた企業事件の多くは会計不正問題でもあった。

 カネ勘定のなんたるかを知ることが、人間の興亡の足跡を確認することにつながるのかもしれない、と紹介文にあった。

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銀行と簿記の起源はイタリアだったという。銀行と簿記とは関係なさそうなレオナルド・ダ・ヴィンチの生い立ちから、公証人の父、紙を自由に使えるレオナルドのスケッチ、ミラノで学んだ数学、最後の晩餐、商売の繁栄と簿記、フィレンツェ・ルネサンス、メディチ家バンコ、と物語は展開していく。

ミラノのサンタ・マリア・デレ・グラッツィーレ教会に描いたレオナルド・ダ・ヴィンチの壁画「最後の晩餐」と数学者ルカ・パチョーリとの関係や、メディチ銀行がネットワークを広げていく管理方法に簿記の革命があったことなど、エピソードと会計の歴史がうまくつなげてある。

最後には、ジョン・F・ケネディの父ジョーがいかにして息子を大統領にしたか、プレスリーやアームストロングやビートルズのイエスタディの音楽まで会計の歴史とを関連付けて、面白おかしく解き明かしてくれる。エピソード自体は興味があったが、会計との関連付けには少し無理があるかも。

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会計の歴史はさておいて、それぞれのエピソードが飽きないようにちりばめられていて、大作ではありながらもおもしろくて、拾い読みをする私のような速読・乱読には適していた。IMG_3453
(写真は イタリア・マッジョーレ湖)

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福寿草とクリスマスローズが可憐な花を咲かせた。

特に福寿草はどこに植えてあったかと探していたところ、片隅から「春になったよ」ときちんと芽を出してくれて、黄色の鮮やかな花を咲かせた。

福寿草の「回想」「思い出」「永久の幸福」の花言葉の由来は、名前の「寿」から付けられたそうだ。福寿草は福を招いてくれる花として愛されているようだ。

一方、福寿草の「悲しき思い出」の花言葉は、言葉通りの悲しいギリシャ神話の一つが由来とされている。福寿草の学名「アドニス」の由来にもなっている。その神話は、愛と美の女神アフロディーテと一人の少年の悲しいお話だ。

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もう一つの花、クリスマスローズは、日本で育てると少し遅く、12月ごろに開花するそうだが、イギリスではクリスマスごろから開花するのでそう呼ばれているという。

クリスマスローズの花が小首を傾けるように、遠くから響いてくる海鳴りの音に何かを聞こうとするかのように、また凍り付くような冬の寒さに耐えやがて来る春を待つように、うつむいて花弁をひそやかに開く姿が、「追憶」や「慰め」という花言葉になっているという。

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散歩の途中に咲いている水仙もかわいらしい。椿が真っ赤な花を競っていた。
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お寺の境内の手水鉢に落ちる水が、落ち着いた風情を醸し出し清らかだった。P1450137

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