ジュピターのブログ~令和徒然紀行~ 

旅(海外・国内)の写真と紀行文、日常のできごととエッセイと風景や花や自然の写真と書評

2018年10月

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                   (写真は、公園の紅葉、吊り橋と赤城山、木漏れ日の紅葉)
                    赤城山を眼前に見る吊り橋からの紅葉

 快晴が続く秋晴れの一日、陽光に誘われて、見ごろという情報を見て、群馬・赤城山の紅葉狩りにでかける。
 初めての道なので、ナビに頼りながら、ビジターセンターに向かって赤城山へ辿る道の、標高1000メートルあたりが見ごろで、そこに「さくら公園」と「姫ユリ駐車場」があるという。
 ビジターセンターの親切な応対で、わかりにくい山道の入口を探して下っていく。既に何人かの紅葉狩りの人たちがカメラを抱えて歩いていた。

 公園の吊り橋入口の紅葉が太陽に照らされて輝いている。

 吊り橋を渡って赤城山を背景に撮る紅葉は素敵なアングルになった。
 特に川辺に下りて水面と吊り橋と赤城山のショットが気に入った。

 木漏れ日の道と紅葉が、オゾン一杯の空気を感じさせる。

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       (写真は砧公園の秋五景)
                       小川糸の「ツバキ文具店」と「手紙」の味

 あらすじは簡単だが、一つ一つの挿話がホッと暖かい。
 祖母の葬式のため、雨宮鳩子は高校を卒業して以来8年ぶりに故郷の鎌倉に戻ってきた。一人で鳩子を育ててくれた祖母は文具店を営む傍ら、手紙を書くことを請け負う「代書屋」。厳しく教えようとする祖母に反発して家を飛び出した鳩子は、亡くなった祖母の葬式と家の片付けが終わると、文具店と代書屋業を継ぐことを決意する。地元の温かい人々にも支えられながら鳩子は、さまざまな人の思いをすくいとり文字にして相手に届けることで、彼らの思いに触れ彼らの人生に関わり、また仕事の師匠であった祖母の思いにも寄り添っていく。

 特に、認知症になった母親に、生前楽しみに待っていた天国からの親父の手紙を代書屋として書く話は、泣かせる。

 1月6日から七草を水に浸けて翌朝その水に指先を浸して爪を切る「七草爪」は、それによって一年風邪をひかないという、話は知らなかった。

 鎌倉七福神めぐりなど鎌倉のことがたくさんでてくる。
 私たちが逗子の友達O夫妻とハイキングした「天園ハイキングコース」と建長寺の付近の話も出てきて、知っているだけにおもしろい。
 明月院,由比ヶ浜、段葛、若宮大橋、など行ったことのある名前がでてくると、具体的な連想ができる。

 そして、「春苦み 夏は酢の物 秋辛み 冬は油と 心して食え」という台所に貼ってある祖母の標語は心に残る。

 最終面で、育て親のおばあちゃんの心意気を知った主人公の手紙が泣かせる。手紙の大切さと「書く」ことで心を通じることを教える秀逸な本である。さすが本屋大賞候補作ではある。
 優れた文学的本は、いつまでも心に残るが、この本はそういう本の一つである。

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                       (ガーデニングショーの花、日比谷公園の緑と松)
                      日比谷公園の緑と噴水と松とガーデニングショー

 土曜日、築地へのガイドでスペイン人の若いご夫婦を案内した後、ちょうど始まったばかりの「日比谷ガーデニングショー」に立ち寄る。

 架設ステージには管弦楽も入り、噴水の周りにはガーデニングショー、芝生にはハンギングバスケットに生け花が吊り下げられていた。

 日比谷公園の紅葉にはまだ早いが、池の周りのモミジに光が作る輝きが美しかった。
 うまく輝くように撮れたかどうか、工夫しながら撮った。

 出口の池に植えられている松の木は日本的な美しさを醸し出していた。

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                                 (写真はバラ盆栽と芝生広場)
                      バラ盆栽とパンパスグラス(神代植物公園)

 日本的なバラ盆栽には驚いた。
 どうやって盆栽に仕立てるのだろう。西洋的なバラを日本的な盆栽仕立てにするのは日本人独特の発想だろう。それにしても繊細で可愛い。
 調べてみると、雅バラやミニバラを剪定して幹を大きくしていくのだそうだ。
 根気のいる作業だろう。日本的匠の仕事だ。

 芝生広場で大きなパンパスグラスを眺めながらコーヒーを楽しんだ。

 芝生広場を飛んでいるトンボを見て、以前ここに載せた「つがいのトンボ」を思い出した。
 
 そして川柳にこんな句を見つけた。

 「くっついて 飛ぶトンボ見て 嫉妬する」 (サンデー毎日ラブユー川柳 京都 池上博さん作)

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(写真はベゴニアと睡蓮)

温室のベゴニアと睡蓮 (神代植物公園)

バラ園だけではない。温室ではカトレア、ベゴニア、睡蓮が鮮やかな色で迎えてくれる。

特に、これがベゴニアかと思うような、大柄で、色鮮やかなベゴニアがたくさん展示してある。

そして珍しい睡蓮の色が目を引いた。
その名もミッドナイト、ホワイトデイライト、とそれらしき名前がついていて楽しませてくれる。

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