ジュピターのブログ~令和徒然紀行~ 

旅(海外・国内)の写真と紀行文、日常のできごととエッセイと風景や花や自然の写真と書評

2013年07月

      グランドキャニオンからセドナを経て再びラスベガスへ(5日目)
 
  ロッジの前に咲く花は、朝の陽ざしに輝いていた。
  グランドキャニオンから約2時間のセドナはパワースポットと呼ばれ人気上昇中。エネルギーを強力に発するボルテックス(渦巻き)の岩を中心に街並みが広がっている。
 
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  ベル・ロックと呼ばれるボルテックス(渦巻き)はベルのように見えるきれいな曲線で、仕事の成功や繁栄・富のエネルギーがあるという。
  カセ―ドラル・ロックは聖堂のように見え、神聖な雰囲気で愛情を高めるエネルギー。エアポート・メサは全てのボルテックスを一望できる場所であらゆるパワーを引き寄せると言われる。
 
  ビジターセンターにバスは駐車し、ベル・ロックやカセ―ドラル・ロックを写真に収め、妻は女性陣とともにウインドーショッピング、私はブログ用の写真に相応しいポイントを求めてウロウロさ迷う。
 
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  ギラギラと照りつける太陽の下でリュウゼツランの花か、力強く空に伸びている。
  その下では紫や黄色の花も鮮やか。
 
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  ベスト・ウエスタン・ホテルの裏手に、お花越しにベル・ロックが撮れる格好のポイントを見つけた。きれいに整理された庭とベル・ロックのコントラストが素敵だ。これで老後の繁栄のエネルギーをもらったかもしれない。
 
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  中心街はボルテックスに囲まれてエネルギーが満ち溢れているように暑い。
  ランチのレストランの横手にも黄色の花が際立って美しい。
  ウインドーショッピングに夢中になって、買ったばかりのサングラスを失くしたとランチの間中心配していた妻は、立ち寄った店を私と一緒にもう一度同じコースで歩いたのだが、見つからずがっかりしていた。
  ところがバスに戻り自分の席の隅にサングラスを見つけ大喜び。これもボルテックスのエネルギーのせいか、ただのそそっかしさかそれともボケ?
 
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  ラスベガスへ戻る途中、ルート66の歴史的街(Historic Route 66)セリグマンに立ち寄る。
 
  ルート66のギフトショップ(兼理容室)には懐かしい車の部品が所狭しと飾ってある。そして、ルート66関連グッズ一杯の床屋の椅子に座って写真をとる。そこを訪れたという記念の名刺が壁に整然と貼ってあった。
 
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  ルート66を離れ進んでいくと雨上がりの空の切れ間から、神の降臨のような美しい光線が束のように見える。しばらく走るとフーバーダムが見えてきた。
 
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  ラスベガスのネオンは華麗で美しい。今日の夕食は、ホテル「サーカス・サーカス」の「ザ・ステーキハウス」でおいしいと勧められたヒレステーキ。
  N夫妻、Y夫妻と6人で楽しんでいたステーキハウスの冷房は寒いぐらい。Y夫妻のご主人が半袖だったので上着が必要と部屋まで取りに行く。
  ところが戻ってこない。ようやく戻ってきても上着を着ていない。部屋の番号を思い出せず、これと思う番号の部屋の鍵穴にカードを入れても開かない。焦って汗が出るほどになったのであきらめて戻ったという。
  Yさんの鍵を差し込んでいる姿を思い出しながら皆大爆笑。  笑っていた私達も部屋番号を定かには思い出せない。ポットをお貸しして夕食前私達のお部屋に立ち寄ったT夫妻がちょうどロビーにいたので聞いて確認する始末。皆疲れてきたか、それともただの加齢ボケか。
 
  夕食後立ち寄ったすぐ前のホテル・リビエラには、劇場ロビーにフランク・シナトラなどがここでショ―を行ったという写真が飾られていた。
 
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 グランドキャニオンの夕陽・デザートポイントとマーザーポイント(4日目後半)
 
 ペイジからグランドキャニオンへは4時間のドライブ。まっすぐな道、青い空、赤土の山、それを過ぎて標高が高くなると次第に緑が深くなる。
 途中、道路片側に1台の観光バスが立ち往生、こちらのバスのドライバーが一時停車し様子をきいてあげていたが、救難車を待つしか手はなさそう。 私達にこんなハプニングがないことを祈るばかり。
 
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 そしてグランドキャニオンを見下ろす最初のデザート・ビュー・ポイントに到着。ここは、断崖の向こうに砂漠が広がるのが見渡せる地点だ。雄大なスケールで見る人を圧倒する。
 
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  展望台に建つウオッチタワーは先住民の遺跡からデザインを写して造られたもの。中は先住民の壁画をモチーフにデザインされている。上からの眺望もさらに感動的。
 
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  デザート・ビュードライブを行くとビジターセンターの近くマ―ザ―・ポイントに到着。屈指の夕陽観賞の場所だ。
  駐車場の近くまでエルクがお出迎えだ。植物の花も鮮やかな白。
 
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  断崖と残丘が幾重にも重なり、遠くの高い尾根は一直線に見える。
 
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  断崖の上に建つエルトバ・ホテルが優雅な佇まいで、静かに夕陽の時間を待っている。ここには日本の皇太子を含め、多くのVIPが泊まったそうだ。
  夕陽の前の一瞬の静寂がキャニオンを覆っている。
 
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  夕陽を受ける断崖と残丘が、少しずつ赤みを帯びてくる。
 
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  夕焼けを前にして、親子連れのファミリーが静かな感動に浸っている。
  ミュールジカにも夕陽があたってきた。リスも木の上で眺めている。
 
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  赤くなった絶壁の姿は何とも言えない荘厳な色で満ちてきた。
 
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買い物好きの女性二人が一緒のグループにいたが、ここでもエルトバホテルのでの買い物に気を取られ、せっかくの夕日を見ることができなかった。
女性二人組は 夕日が沈んでしまった瞬間にホテルから出てきた。「どこで夕陽は見るのでしょうか?今からですよね?」 
聞かれた私は 笑うのも申し訳ないし、「いやあ、ちょうど今沈んだところですよ」と答えるしかなかった。
それ以来、道中の楽しい笑い話となり急速に親しさを深めていく26人でありました。
 
  今夜はグランドキャニオンのロッジに宿泊。
 
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                 ペイジからモニュメントバレーへ(4日目)
 
  ホテル「ビュー・オブ・レイクパウェル」からみた朝の景色は、空の青さと絶壁の赤い砂岩と芝生の緑がマッチした環境の中、すがすがしい気分の下で朝食の名物ワッフルはおいしかった。
 
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  ペイジからモニュメントバレーまではバスで2時間の距離。近づくにつれ、次第に西部劇映画で見慣れた風景が現れてきて胸が高鳴る。
 
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  モニュメントバレー・ドライブツアーでジョン・フォード・ポイントに向かう。未舗装道路を開放的なバスで走るのでほこりと強い日差しは避けられない。
  ここはナバホ居留地にあり、ナバホの人々が管理・運営する公園で、手つかずに近いアメリカの原風景が広がっている。
 
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  透き通るような青い空と赤茶けた荒野の原風景、300メートル以上もあるビュート(残丘)の印象的な姿は、何度もみた西部劇映画のシーンと重なり、青年時代の懐かしい思いが蘇る。ジョン・ウエインの乗る幌馬車がインディアンに襲撃されるシーンの背景がここなのだ。
 
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  ナバホの人々が住んだという粘土の小屋(ホーガン)、ジュ―エリー売り場がある広場のポイントからは3人の修道女のようなスリーシスターズ、そして二股の右手袋や左手袋に見えるビートを見ることができる。
 
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  憎いことには、アトラクションとしてジョン・フォード・ポイントのビートを背景に、馬に乗った西部劇風のカウボーイが小高い崖の上に行く姿を、あたかも映画のワンシーンのように撮影させてくれることだ。
  それにしてもこのシーンははるか何十年前に楽しんだ名場面であり、それを現実のものとしてじっと食い入るように眺めることができることを、その時果たして想像しただろうか。
 私は歩いてその場所まで行き写真を撮っておきたい衝動を抑えきれなかった。
 
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  今日のランチはナバホタコス。ピリリと辛い。これが荒野の料理に合うのだろう。
 
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 レイクパウエル、アンテロープ・キャニオン、ホースシュ―ベンド(3日目)
 
 ラスベガスからレイクパウエルへ向かう道は、次第に赤茶けた岩が多くなる。
 水の少ない川をせきとめてダムをつくるのにかなりの年数がかかったようだ。
 
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  乾いた風景の中で、コロラド川をせき止めてグレンキャニオンダムが作られ、アメリカで2番目に大きい人造湖レイクパウエルが現れた。
 
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  峡谷の上に作られ歩いて渡ることのできる橋から見ると、ダムから放流された深い緑の流れにラフティングのボートが小さく見える。両岸の岩肌は滑らかなこげ茶色の美しい絶壁だ。
 
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  ダムにせき止められた湖水は空の青を鮮やかに映し、岩肌は滑らかな茶色の色を輝かせ、不思議な景観を作り「猿の惑星」など映画の舞台にもなったそうだ。
 
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  レイクパウエルへ流れ込む支流の一つが作った小さな峡谷アンテロープ・キャニオンは、鉄砲水で作られた幻想的な空間で有名だ。
  ペイジの街の中心から、荷台にイスを装備した改造トラックで、砂地を大きく揺られながら岸壁の割れ目の細い入口にやっと着く。
 
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  中に入るとすべすべの岩肌に囲まれた細い空間がくねくねと続く。狭いので、行きだけが撮影できるルールになっている。ガイドがしきりに「シャドーに入れ」という。影にはいると写真が光を幻想的にとらえるらしい。
 
 
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  わざと砂を岩の上にかけて砂が落ちる写真を撮らせてくれたが、砂ほこりでカメラがうまく作動しなくなる人もいたらしい。
 
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  日光をうまくとらえた上手な写真を撮りたいのだが、なかなかプロのようにはいかない。それでも何枚かは赤い砂岩の滑らかな姿をとらえ、鉄砲水が作ったという不思議で幻想的な空間を記録することができた。
 
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  続いて訪れたのは、ダムの下流にあるコロラド川が馬蹄形の急カーブを描く場所だ。
  車で行ける場所から歩いて、上って下る片道15分のハイキングだ。坂を上ったところで来た道を振り返ると、ちょうど空に虹がかかっていた。
  砂地の上り下りは相当きつい。老夫婦一組は途中であきらめたようだ。
 
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  目もくらむような岩の上から見る馬蹄形の大岩。周りを流れる深い緑色の川の流れ。ラフティングのボートが見える。
  下を見下ろすと足がすくむ。景観を損なうからなのだろうか、柵はないし自己責任ということで、自分で用心するしかない。
 
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  戻りの道には砂漠の植物が鋭い剣先のような葉で「触るな」と意思表示しているかのように、赤茶けた砂地の上に健気な姿を誇示している。
 
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  今夜のホテルはペイジのビュー・オブ・レイクパウェル。夜は賑やかなカントリー音楽で迎えてくれた。
 
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            フレズノからモハベ砂漠を通ってラスベガスへ(2日目)
 
7月11日
  フレズノからモハベ砂漠を通り単調な道をラスベガスへ向かう。砂の山、休憩地にあるひまわりや草原に咲く花、車窓からの風力発電の風車が目を引く。
 
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  砂漠に特異な形の「ヨシュアの木」が小ぶりながらも妙にどっしりと印象的、赤い花も目に染みる。太陽光発電も強い日差しの下で適所という感じだ。「飛行機の墓場」と言われる場所には、解体を待つ飛行機がずらりと並ぶ。
 
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  枯れて風に吹かれて丸まっている姿を見る「ヤマヨモギ」や砂漠の植物はそれだけで厳しい気候を感じさせる。
 
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  一方で、少しでも水があれば緑が生え、美しい「夾竹桃」も群生している場所もある。
  何もない砂漠の道はどこまでもまっすぐに伸びる。
 
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  ラスベガスの宿泊はホテル・サーカスサーカス。カジノフロアは華やかだ。
  ホテル・ベラッジオのショ―「シルクドソレイユ・オ―」を見に行く。席は離れていたが、前から4列目の席を確保できた。軽食をカフェですませ「水のショ―」を1時間半楽しむ。水「オ―」(フランス語eau)をテーマにしたアクロバティックショ―で、巨大プールになったり、水が全くなくなったり、舞台転換の工夫はさすがだ。演技最中は写真禁止なので、開演前のピエロの余興に天井の照明も含めて撮影した。一見の価値がある。
 
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  ショ―が終わった外は夜の9時半過ぎ、ホテル・ベラッジオ正面にあるイタリア・コモ湖をテーマにした噴水ショ―は、音と光に合わせてハイテク噴水が華麗な芸術的水の模様を描く。
 
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  その付近は観光客がぎっしりと埋め尽くして歩くのも窮屈だ。
  一流ブランドのショッピングモール、エッフェル塔が立つ「ホテルパリス」、ローマ帝国をテーマにした「シーザース・パレス」がネオンに輝く。 少し行くと中庭にフラミンゴがいる「フラミンゴ・ラスベガス」が赤く際立って印象深い。
 
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  ファミリーの多いホテル「サーカス・サーカス」へ戻ってもロビーには客がひしめいている。不夜城とも呼ばれるラスベガスの夜は更けていく。

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