グランドキャニオンからセドナを経て再びラスベガスへ(5日目)
ロッジの前に咲く花は、朝の陽ざしに輝いていた。
グランドキャニオンから約2時間のセドナはパワースポットと呼ばれ人気上昇中。エネルギーを強力に発するボルテックス(渦巻き)の岩を中心に街並みが広がっている。
ベル・ロックと呼ばれるボルテックス(渦巻き)はベルのように見えるきれいな曲線で、仕事の成功や繁栄・富のエネルギーがあるという。
カセ―ドラル・ロックは聖堂のように見え、神聖な雰囲気で愛情を高めるエネルギー。エアポート・メサは全てのボルテックスを一望できる場所であらゆるパワーを引き寄せると言われる。
ビジターセンターにバスは駐車し、ベル・ロックやカセ―ドラル・ロックを写真に収め、妻は女性陣とともにウインドーショッピング、私はブログ用の写真に相応しいポイントを求めてウロウロさ迷う。
ギラギラと照りつける太陽の下でリュウゼツランの花か、力強く空に伸びている。
その下では紫や黄色の花も鮮やか。
ベスト・ウエスタン・ホテルの裏手に、お花越しにベル・ロックが撮れる格好のポイントを見つけた。きれいに整理された庭とベル・ロックのコントラストが素敵だ。これで老後の繁栄のエネルギーをもらったかもしれない。
中心街はボルテックスに囲まれてエネルギーが満ち溢れているように暑い。
ランチのレストランの横手にも黄色の花が際立って美しい。
ウインドーショッピングに夢中になって、買ったばかりのサングラスを失くしたとランチの間中心配していた妻は、立ち寄った店を私と一緒にもう一度同じコースで歩いたのだが、見つからずがっかりしていた。
ところがバスに戻り自分の席の隅にサングラスを見つけ大喜び。これもボルテックスのエネルギーのせいか、ただのそそっかしさかそれともボケ?
ラスベガスへ戻る途中、ルート66の歴史的街(Historic Route 66)セリグマンに立ち寄る。
ルート66のギフトショップ(兼理容室)には懐かしい車の部品が所狭しと飾ってある。そして、ルート66関連グッズ一杯の床屋の椅子に座って写真をとる。そこを訪れたという記念の名刺が壁に整然と貼ってあった。
ルート66を離れ進んでいくと雨上がりの空の切れ間から、神の降臨のような美しい光線が束のように見える。しばらく走るとフーバーダムが見えてきた。
ラスベガスのネオンは華麗で美しい。今日の夕食は、ホテル「サーカス・サーカス」の「ザ・ステーキハウス」でおいしいと勧められたヒレステーキ。
N夫妻、Y夫妻と6人で楽しんでいたステーキハウスの冷房は寒いぐらい。Y夫妻のご主人が半袖だったので上着が必要と部屋まで取りに行く。
ところが戻ってこない。ようやく戻ってきても上着を着ていない。部屋の番号を思い出せず、これと思う番号の部屋の鍵穴にカードを入れても開かない。焦って汗が出るほどになったのであきらめて戻ったという。
Yさんの鍵を差し込んでいる姿を思い出しながら皆大爆笑。 笑っていた私達も部屋番号を定かには思い出せない。ポットをお貸しして夕食前私達のお部屋に立ち寄ったT夫妻がちょうどロビーにいたので聞いて確認する始末。皆疲れてきたか、それともただの加齢ボケか。
夕食後立ち寄ったすぐ前のホテル・リビエラには、劇場ロビーにフランク・シナトラなどがここでショ―を行ったという写真が飾られていた。