ジュピターのブログ~令和徒然紀行~ 

旅(海外・国内)の写真と紀行文、日常のできごととエッセイと風景や花や自然の写真と書評

2012年11月

      年の瀬のオペラシティ、N響とギターの競演
 

  新宿オペラシティでN響と村治佳織のギター共演を楽しむ。
  11月も末の副都心は既にクリスマスツリーが華やかに飾られている。
 
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                                      オペラシティのクリスマスツリー
 
  プリコンサートディナーは53階のレストラン。20分前のコンサート会場は既に九分の入り。かなり人気があるようだ。
 
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                                            オペラシティの中
 
  ビゼーの「アルルの女」のメヌエットは聞きなれたメロディーがクラリネットとハープの軽やかな演奏で、心を和ませる。
  現田茂夫の指揮は熱演で肩に汗を滲ませている。
 
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                                      アルル、ゴッホゆかりの病院の庭
 
  休憩の後、腰に赤い裾飾りを巻いた村治佳織が華やかに登場し、N響との「アランフェス協奏曲」が始まる。
 
  哀愁を帯びたギターの音色が管弦楽との共演で年の瀬の胸に響く。
  独奏のギターの調べは、さすが当代人気抜群の女性ギタリストらしく、繊細で大胆な響きで観客を酔わせる。
 
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                                                 トレド
 
  ただ、協奏の部分になるとギターの音色と管弦楽のボリュームでは多勢に無勢という感が否めないように感じるのは、私だけだろうか。
 
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                                アルファンブラ・ヘネラリーフェ庭園

                     華麗な絵巻物・昇仙峡の輝く紅葉
 
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  紅葉の旅の最終地「昇仙峡」は圧巻だった。
  河口湖から2時間弱のドライブで県営の無料駐車場に入る。
  地図を眺めていると、タクシーの運ちゃんが声をかけてくる。
 「ここから980円でロープウェーの駅まで行って、下り坂の渓谷の路を紅葉を眺めながら歩いて下りてくると楽だよ」、と言うのだ。
  一緒に聞いていた老夫婦と折半で乗ることにする。
 
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  途中の道にタクシーを止めて、奇岩を撮影させてくれる。結果的には下の渓谷の道から、紅葉を入れて奇岩を撮った写真のほうがはるかに良かったのだが、運ちゃんの親切を有り難く受け取る。
 
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  ロープウェーは出発したばかりだし、20分間隔もあるし寒そうなので、運ちゃんの言うように「仙娥滝入口」から歩くことにする。
  滝は小ぶりだが大きな音を立てて水しぶきが落ちている。
 
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  途中の渓谷には大きな岩が横たわっている。道には岩でできた門をくぐるような場所もある。河原の大岩に腹が黄色の可愛い小鳥が休んでいる。
 
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  昼過ぎだったので狭い渓谷の真上から太陽が輝き、紅葉を明るく照らしてくれる。次第に紅葉の見事な眺めが現れてきた。
 
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 「金渓館」という茶屋の近くの黄金色に輝く紅葉の眺めが一番だろう。その絶景を眺めながら昼を兼ねて「ほうとう」をいただくのも洒落ている。
 
  茶屋の佇まいは紅葉を屋根にしたような素敵な風情で、さながらお花見の気分だ。
 
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  光を通す紅葉の葉裏の美しさ、渓谷と紅葉の色良く織りなす風情、折り重なるような赤・朱色・黄色そして薄緑の錦絵のような景観は見事だ。
 
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  茶屋からの眺め、そして茶屋を遠くから見る風景、どこからながめても全て良し。
 
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  最後に見たうっとりするような紅葉の美しさは、紅葉狩りの有終の美を飾る「紅葉の錦絵」さながらに、江戸時代の絵巻物のような華麗さだ。
  光輝く昇仙峡は忘れられない眺めとして旅の記憶に残るだろう。
 
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                 日本の美・富士と紅葉
 
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  河口湖畔から見る富士山は、峰の白雪が朝日に輝ききらきらと光る。
  富士ビューホテルの玄関先から見ると、真っ正面に聳え立つ富士山がまぶしい。
 
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  ビューホテルには時々訪れるが、庭の紅葉は秀逸だ。
 
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  季節外れのアジサイが紅葉と競って咲いている姿も、深い情緒がある。
  背後に見える河口湖の青い湖水と深緑の松とのコントラストも絶妙で、鮮やかな赤が映える。
 
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  黄色の木の葉が繊細な色合いで、赤の紅葉と素敵なコンビネーションを醸し出している。
  そして、クローズアップして見ると、陽光に輝く紅葉の錦絵のような美しさは目を奪う。
 
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  今年のビューホテルの紅葉は、とりわけ美しく際立っているようだ。
  特に、近くで見る紅葉の細やかで錦絵のような美しさは、絵も言われぬ豪華な彩だ。
  まさに日本の美。
 
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          寒川神社境内の菊と日本庭園の紅葉
 
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  箱根、河口湖への途中、寒川神社に祈願した。今年は引っ越しもあり、八方除けの神が祭られているので、今後の安寧をお願いした。
  境内には珍しい菊が赤、ピンク、白、黄色と色鮮やかに、しかも珍しい傘やボタンの形も様々に、参拝客の目を楽しませてくれる。
 
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  日本式庭園を誇る神苑には、池と茶屋を囲んで植えられた木々の紅葉が、薄緑、黄色、赤と、夕陽に映えて見事な景観を見せている。
 
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 コケが輝く姿も目を引き付ける。
 
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  茶屋の窓から見る景色は、一服の抹茶のおいしさとともに、とりわけ一幅の絵のような美しさを誇る。
  ただ静かに、抹茶をいただきながら眺めることの楽しみを味わう。
  そして資料館の箱庭が日本伝統の美を醸し出している。
 
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  この日本庭園の紅葉は初めてだが、池の静かな水面に映る紅葉の見事な様は訪れた価値が十分にある。
 
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       横浜の紅葉と解散、そして日本の平和を願って
 
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  横浜ランドタワーと横浜市美術館の通りに見事な紅葉を見る。
 
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  高層ビルの間に見る紅葉はコンクリートとのコントラストのせいか、より鮮やかに映えて見える。
 
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  噴水の水滴が夕陽に輝く。美術館とランドタワーが良く調和している。
 
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  カナダのバンフのカスケード公園から見た通りの風景を思い出す。
 
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  衆議院が解散になった。
 
  赤字国債、0増5減、定数削減、の成立を担保にしての解散だったが、自民のできなかったことをしたという意味では、消費税、事業仕分け、不要金食い財団の縮小などとともに、自民から民主に変わったことの意義はあった。
しかし、いかんせん沖縄と尖閣と竹島などの外交の稚拙さは言い訳できない。それも全て自民の負の遺産ではあったし、経験も少なかったわけだが・・・。
 
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  どの政党に政治を任せたらいいのか、国民は迷うだろう。石原さんなど右翼に近い政党が混乱にまぎれて大きく伸びることがあってはなるまい。
 
  ここは、オバマが辛勝したように、二大政党政治の民主政治の基本を忘れないように選択を誤ってはならない。一時の感情で流されやすい国民の悪弊を打破し、真の民主主義国家の判断をしなければなるまい。連立の可能性はあってもニ大政党政治の中での選択を可能にするシステムがベストだろう。
 
  石原さんも安部さんも途中で投げ出してしまった政治家だということを忘れてはならないし、国民を無視し戦争の恐れをもたらす右翼政権にはしてもらいたくはない。
 
  国民主権と平和と生活の安定こそが、敗戦と原爆と原発の悲惨な経験をした唯一の平和国家を目指す国家としての基本中の基本なのだから。
 
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