ジュピターのブログ~令和徒然紀行~ 

旅(海外・国内)の写真と紀行文、日常のできごととエッセイと風景や花や自然の写真と書評

2009年11月

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

             成川美術館からの芦ノ湖   蓬莱園・晩秋の紅葉   小涌園の庭の紅葉

 晩秋の箱根・成川美術館

 晩秋の箱根はもう見ごろも過ぎただろうと余り期待はしていなかったが、知的欲求には十分応えてくれた。 先輩夫婦が見たいという「成川美術館」に行ったのだ。

 この美術館で驚いたのは、館内に入るとすぐ 芦ノ湖冨士の大パノラマを真正面に一望できる大きな展望室が目の前に現れるように設計されていることだ。 展示の作品を鑑賞する前にしばし呆然とこの芦ノ湖の一幅の絵のような大パノラマに見入った。
 館内では、ちょうど「堀文子」の企画展を開催していた。 今はもう90歳を越えているのだが、80歳台でも精力的に南米やネパールへ取材し、風景や花、人物を細かなタッチで見事に美しく表現しているのが驚きであった。

 その後、いつもながらの そして見ごろは過ぎた小涌園の庭園の紅葉と蓬莱園の紅葉を眺めてロビーの紅茶でのどを潤す。   

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

              虹の郷・もみじ林   修禅寺の竹林と紅葉   桂川竹林ともみじの径  


 修善寺の紅葉

 11月下旬、紅葉は箱根より南の方が見ごろだろうと、伊豆の修善寺へドライブした。

 修善寺「虹の郷」の近く「もみじ林」は伊豆最大のモミジ群生林だという。自然公園内に植樹された「もみじ林」は見ごろにしては縮れた黒っぽい葉も混じっていて、イマイチの紅葉であった。それでも広大な群生林は無料にしては見事といわざるを得ない。

 源頼家が幽閉され、修善寺の地名の元となった「修禅寺」の紅葉は竹林とのコントラストがよく光の中に浮き出ていた。そして、整備された境内の雰囲気の中で厳かな雰囲気を漂わせていた。

 湯の町・修善寺をゆったりと流れる「桂川」の両側に群生するモミジと竹林も、よく設計された散策路に導かれて十分に堪能できる。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

                    二期倶楽部の庭   見事な紅葉の数々

二期倶楽部の庭

 那須からの帰途、友人の息子さんが結婚式を挙げた「二期倶楽部」の庭が美しい、ということを聞いていたので訪れた。
 訪れた理由を話すと、洗練されたコンセルジェの女性が、今は客も少ないのでどうぞという。

 広大な庭には渓流が流れ、やまめや岩魚がいると説明書に書いてあるが、まさに目の前を泳ぐそれらしき魚の群れがみられた。散策を和ませてくれる可憐な山野草もきちんと管理されている。
 遊歩道の紅葉は絵も言われず美しい。

 どういう富裕層が宿泊するのだろうかと思うほどの贅沢な設計だ。
 富裕層ではないが、一度泊まってみたいと心から感じたほど、手入れの行き届いた別荘風で イギリスマナーホテルに似た施設であった。
 日本の四季は細やかな情緒に優れている。日本料理の絶妙の味わいとともに世界に誇るべき良さである。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

               那須御用邸周辺の晩秋の紅葉     那須岳からの晩秋初雪後の景色 

 那須御用邸の晩秋の紅葉


 この時期、那須御用邸が開放されていると聞き、紅葉を見に行った。

 残念なことに、私たちの訪れた日の前後だけクローズドで、しかたなく付近の並木を鑑賞したが、これはこれなりにすばらしい紅葉であった。ラフォーレ那須への入り口までの紅葉は見る価値がある。

 那須岳の登山口はもう初雪も降り、紅葉は終わっていたが、麓はまだ盛りであった。
那須岳には3~4年前に一度上り、そのときは初夏の風がやや強い日だった。山野草の可憐な花が印象的だった。初雪の那須もよし、初夏の那須もよし、自然の移ろいの美しさを堪能できる。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

           城山公園の紅葉  三春秋の滝桜  桜湖畔  三春市内(法蔵寺からの遠景) 


 「鶴瓶の家族に乾杯」の「三春」

 テレビ番組「鶴瓶の家族に乾杯」に家内の父親の実家がある「三春」がとりあげられたので、ぜひ案内してほしいと姉夫婦に頼み、三春に旅した。

 寺の多い城下町で、テレビで紹介された「法蔵寺」のほかに、著名な作家が住職である「福聚寺」などを訪ねた。 姉の友達という「法蔵寺」のご住職の奥様にもご挨拶できたが、先日の番組で話題は尽きぬなどと話しておられた。確かに何百万人という視聴者が見ているのだから無理もない。

 三春城のあった城山公園の紅葉はまだ名残の美しさを際立たせていた。

 日本を代表する桜の巨木で、岐阜の漆黒桜と山梨の神代桜とともに、日本三大桜のひとつと並び称される「滝桜」は、何本もの支柱に支えられ、今は葉も落として華やかさはないが、春の到来に備えてつつましく長い枝を垂らしていた。 花が咲くと見事であろうことは容易に想像できるが、華やかな花を咲かせる前の、養分を蓄える姿もけなげで美しい。

 さくら湖畔のとうふ料理も「三角揚げ豆腐」がおいしかった。 番組の中で少年たちがおいしいと言っていた名物の「三角揚げ豆腐」は、本当においしく、その素朴な味は試してみる価値がある。

↑このページのトップヘ